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2015/11/26

Thunder Tiger SB5用オリジナルカウル(バキュームフォーム)

今回は1/5バイクの自作カウル製作記を書きます。

Thunder Tigerのバイクラジコンが生産終了後、わざわざ海外通販で都度買うのも面倒くさいなぁと感じ、折角だから作ってみようかと思って始めたカウル製作がある程度形になりました。
そして先日の浜名湖虹色フェスタで初走行させたのです。路面接触もなく、実に快調に走ってくれました。SB5のアイデンティティであるスリッパークラッチや、フロントのスイングアームがチラッと見えるカウルになったと思います。

バイクブロスまつりにも同じバイクを持ち込んでいましたが、実はあの時のアンダーカウルは4000mAhのバッテリーがギリギリ入るタイトな作りでした。雨で走行はできなかったのですが今回は雨の心配もなく実走行できるのでマウント穴をちょっと上に伸ばした楕円形にして5600mAhのバッテリーを搭載出来るようにしました。






なかなか自分のバイクが走っている写真を見たことが無く、本来ブログにも書く予定はなかったのですが、ご縁あって素晴らしい走行写真を撮って頂ける方と出会うことが出来まして、自分の作ったカウルやライダーが走っている姿を写真で見て、おぉ~!これ、型とかバキュームとか素人の手仕事レベルだけど結構凄いことをしたんじゃないのか!?と記事にするテンションになったのでした(^O^)

スクラッチは白バイのハングオンで初チャレンジでしたが、果たしてカウルやライダーの型製作とバキュームフォームが成功するのか??

 まずはSB5のカウルを外してどういうカウルにしていくかイメージしました。リアダンパーまわりは見せるような形にしたいな~とかね。

実は当初作ろうとしていたのはフルカウルモデル。紙で作ったらなんだかポリゴンチック。素晴らしい工作機や材料も無いので身近にあるもので楽しみながら始めたのでした。

紙のカウルをバラしてテンプレートにしてバルサで作り始めた頃。

夢中で作っていて気が付かなかったが、バキュームフォームで型から抜けにくいと気がついて、分割をどうしようかと思っていた頃。

しかし作りたい意欲は残っていてバキュームフォーマーを製作。サイズは400mm×300mm。箱が大きく負圧でパンチングプレート中央が凹むので中に衝立を入れてあります。


そのうちに型を作りなおすことを決意。とにかく成功例を作りあげなければと、とにかく型から抜きやすいよう簡単な形で再チャレンジ。

バルサや石粉粘土やパテで作っていく。

 ヘッドライトを作ると電飾も入れたくなるので、ヘッドライトは無しで行こうかと決めた頃。

型の最終バージョン。バキュームした時に吸い込みきれない部分をなくすため、かさ上げしたところ(実際はあと3センチ位かさ上げしたほうが良さそう)
型から外すときはいらない部分にハサミを入れて、開いていくように外すとうまくいきました。

こんな感じ。

次はライダーです。これは紙で車体とのバランスを確認しているところ。カウル作り始めた時からちゃんとライダーを作れるんだろうかという思いで製作し始めたのでした^^;

ライダーの型の材料は100均の軽量粘土。粘土遊びなんて小学生の時のお面作り以来かもしれません。

ハングオン機構も付けたら楽しいことになるな~と想像しながら(^^)

しかしバキュームしてからいくらでも関節作れるなと気がついたのでどんどん形にしていきました^^;

ヘルメットも。



 完成したら半分づつバキュームフォームするのでこのようにしたあと、かさ上げ用に土台を作ります。

ライダーの型もかさ上げはこんな感じ。同じ軽量粘土です。

ポリカは十分な加熱ができなく、バキューム自体の成功例を優先していたので一番やりやすい塩ビを使用しました。加熱し過ぎるとガスが出たり材料が沸騰したみたいにポツポツが出て、バキューム後にもそれが残るのでちょっとコツが必要。
満遍なく加熱されて、全体的に材料の自重でたるんでくるのが理想。作るものが大きいと家庭用ガスコンロでは加熱ムラが起きやすい。海外のバキュームフォーム動画に使われているようなヒーターが欲しいところです。

バキューム手順は、コンロで材料加熱→十分柔らかくなったら掃除機ON→型に押し付ける
材料固定用の枠とバキュームフォーマーの気密性を優先して押し付けていくと冷める前に上手に吸引してくれます。
もし吸い残しがある場合はヒートガンで丁寧にまわりから加熱していってみるとうまくいくようでした。また、あまりヒートガンを多用すると穴が空いたり、ラップみたいにペラペラな部分が出てくるので注意が必要。

で、こんな感じに。モナカの合わせ目は塗装後にシューグーとネットでつなげます。

ヘルメットも。
ボディポストは車のラジコン用を3本使用。1つはシートカウルに。残りの2本はライダーのヒザ部分。
フロントサスのストロークを邪魔しないようタンクとシートの間は蝶番が付いているみたいに動きます。あとは塗装したら完成(^O^)


RCMJ用にスライドショーな動画も作ったけど内容がこの記事とダブる・・・。
興味があったら見てみてください^^

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